令和元年度輸出用茶残留農薬分析事業の実施について
日本茶の輸出に当たっては、輸出先国の残留農薬基準を遵守しなければなりませんが、輸出先の多くが、茶の生産を行っていない為、残留基準は厳しく、輸出の大きな障壁になっているのが現状です。これに対処する為、相手国残留基準を日本並み基準とすべくインポートトレランス申請を行っており、国内でよく使われる茶用農薬について基準の改訂が進んでいます。
このような背景はあるものの、茶の輸出に当たっては、農薬使用が無く、農薬検査不合格品が極めて少ない一番茶を主体とする方法は元より、農薬の使用に当たっては「農薬使用基準」に則り、厳しく管理・運用がされなければなりません。
それら生産体制、原料構成等を確認する為、今年度も例年実施しています「輸出用茶残留農薬分析」を別添要領に従い実施しますのでご案内致します。
令和元年度輸出用茶残留農薬検査実施要領
1.目 的
輸出課題となっている輸出用茶残留農薬について、輸出先国の残留農薬基準に適合した生産・加工体制を構築する対策の一つとして輸出用茶残留農薬検査を実施する。
2.検査点数
100点
※希望者多数の場合は抽選にて決定する
3.検査対象茶
茶業者が、輸出を予定する荒茶又は仕上茶で、次の条件を満たすもの。
(1)原料用荒茶は、トレーサビリティー可能なものを使用した茶
(2)前項により、使用した農薬が判明した原料を使用した茶
(3)申込み点数 各社(者)1点
4.検査費用
無料
5.対象地区
関東以北、中部地区、近畿地区、九州地区に区分する
6.検査データーの取扱いについて
(1)検査結果は分析者より試料提供者に直接報告する。
(2)試料提供者の情報保護の為、資料提供者名は、検査結果の解析・分析、及びその資料の報告は
全て記号で行う。
(3)試料提供者には、「輸出用茶残留農薬検査事業実施報告書」にて全体状況を報告する。
(4)「分析証明書」を輸出に使用する場合は、有料(2千円)で英語版の発行ができる。
(直接、ユーロフィン・エコプロリサーチに申込む)
7.応募方法
別添1「検査申込書」に必要事項を記入し、メール又はFAXで申し込む
↓
抽選(希望者多数の場合)
↓該当者
所定の書類と共に試料茶を送付(100g)
8.募集期間
令和元年5月27日(月)〜6月15日(土)締切
9.告知
当要領は、全生連、全茶連、日本茶輸出組合、静岡県・京都府・鹿児島県各会議所及びその構成団体に連絡をすると共に、本会H.Pにて告知する。
10.その他
申込書は、日本茶輸出促進協議会H.P、または各団体H.Pからプリントアウトして用いる。
【令和元年度残留農薬検査実施要領】(pdf)
【検査申込書】(excel)
11.問合せ
日本茶輸出促進協議会 TEL(03)3434-2001