香港Tea Expoへの出展
報告 ＮＰＯ法人日本茶インストラクター協会
1.事業の目的
国内における日本茶需要が低迷する中、各茶産地の栽培意欲は極めて低下し、中山間地のみならず放任園が目立つようになり、地域の存続自体も懸念されるまでになっている。
そこで近年、緑茶、特に日本茶に世界の関心が集まる中、日本茶輸出を茶産業振興手段とすべく、「香港インターナショナル・ティーフェア 2015」に出展し、日本茶に対する海外の反応を調査するとともに、保存方法、美味しい淹れ方等日本茶についてのミニ講座を開催して、学習の機会を提供する。
また、多種類、多品質の日本茶と茶器類展示し、日本茶の多様性と、日本茶文化を支えるツールである茶器を、実物を以て説明し、これらに対する関心の度合いをアンケートにより調査した。
2．事業内容
（１）開催時期：平成27年8月13日（木）〜15日（土）
（２）開催場所：香港コンベンション＆エキシビジョンセンター
（３）実施内容：日本茶ミニセミナー・試飲による日本茶イメージアンケート
3．事業の成果
・これまでの日本茶の海外での評判では、玄米茶・ほうじ茶が高い評価を受けていたが、今回、あえて、この２種を資料茶には加えず、玉露・煎茶・深蒸し煎茶・抹茶を使用してアンケートをとった。
開催３日間のうち前２日間の入場者はバイヤー対象のため、特に日本茶の存在感を世界の茶業関係者に周知することができた。
・日本茶のパンフレットを配布し、安全性や茶の機能の情報発信を行った。
・日本茶インストラクター協会によるミニセミナーでは、本物の日本茶に触れる機会を提供し、大いに充実したセミナーとして日本茶のファンを増やすことが出来た。
・今後アンケートデータの集計により海外での日本茶の評価の一端が得られる。
林 芳正 農林水産大臣・香港貿易発展局 マーガレット・フォン 総裁
