事業実施報告

 日本茶輸出促進協議会で行った各事業等の報告書を公開しています。

●国産茶輸出拡大等促進支援事業 平成27年度〜29年度事業実施報告

輸出用茶生産拡大への取組

 日本茶の輸出に当たっては、輸出先国の様々な条件をクリアしなければならないが、これまでの茶生産は、国内向けが主体で、輸出を前提としたものではなかった。
 特に、相手国の農薬残留基準に適合させる茶生産は、様々な栽培・製造場面での注意が必要であり、慣行栽培茶園等周囲からの農薬のドリフトや摘採・加工過程でのコンタミが課題である。そこで、その実態を解明し、今後も一層需要が見込まれる地域(米国、台湾、EU)の残留農薬基準をクリアーできる防除・茶生産体系を構築することを目的に、静岡県、京都府、鹿児島県の各茶業会議所の協力を得て、各地に輸出用茶生産実証圃を設置し、農薬の使用方法、有機栽培への取組、慣行栽培茶園等周囲からの農薬のドリフトや摘採・加工過程でのコンタミの実情等について調査・実証した。
 当事業については、短期間でデータが得られるものではない為、平成27年度から平成29年度まで3年間の継続試験を実施した。

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