日本茶輸出の歴史

 1610年、オランダの東インド会社が、平戸からヨーロッパに日本茶を輸出したのが、我が国の最初の輸出です。黒船来航後、各国と修好通商条約を結び、1859年(安政6年)、重要な輸出品として181トンが輸出され、以後、重要な輸出品として我が国の産業形成に寄与することとなりました。明治に入るまでの輸出の状況は下図のとおりです。

日本茶の輸出の状況(安政6年〜明治元年)

 当時は、政府による生産統計情報事業がなく、茶の生産量を上回るような輸出量が計上された時期もありますが、国内の茶を総浚えして輸出に回していたことは確かなようです。
 その後の状況は下図をご覧下さい。

日本茶の輸出の状況(明治以降)

 第二次大戦による輸出の減少の後、アメリカの援助物資の見返りとして茶が選択された、戦後の疲弊した茶産業が息を吹き返し、最盛期には15,000トンを超える輸出がされ、茶業発展のきっかけとなりましたが、中国茶の進出、円高により、国際競争力を失った日本茶は、国内の需要増もあって、急速に輸出量を減少してきました。

これからの日本茶輸出の課題

 日本茶の大きな課題の一つとして国内需要を回復することは勿論です。そのためには、協議会会員である日本茶インストラクター協会会員のような活発な活動を期待したいですが、需要増加のための輸出戦略には次の課題があります。

1.世界が日本茶を知らない。
2.国内でその安全性が確認されている残留農薬基準では、各国で決められるポジティブリストにより、世界に通用しない。
3.国内生産体制がこれらに対応した整備がなされていない。

 この3点が挙げられます。
 協議会は、これらを解決するために活動しています。

緑茶の各国輸出実績について

 2014年度〜2016年度の緑茶の各国輸出実績について、PDFで公開中です。
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