2019年1〜5月日本茶輸出実績について

 輸出量、輸出額とも、前年対比107%と堅調に伸びているが、輸出先個々については、実態調査が必要な国が多々ある現状である。

★EUへの輸出量、金額とも減少している反面、アセアン諸国への輸出は順調に伸びている。
★輸出金額に占める「粉末状」(抹茶と考えられる)は61%に上り、いわゆる世界の「抹茶ブーム」を裏付ける結果となっている。
★主要輸出先である米国は、単価の高い「粉末状」比率が67%と高く、数量・金額とも伸びている。
★台湾は、数量は114%と順調に伸びているものの、単価が安いものが多いと考えられ、金額は104%の微増となっている。
★ドイツは単価の上昇によってかろうじて前年を維持
★カナダの伸びは注目に値する
★重点地域である香港は、輸出量81%、金額で64%と減少しており、極めて憂慮される
★インドネシアが、数量212%、金額で233%と急伸しており、特に「粉末状」比率が91%と、輸出増加の原動力となっている。


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2019年1〜5月日本茶輸出実績


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