2021年5月期日本茶輸出状況

【5月単月実績の昨年比】
 全体輸出額17.8億円:増加(157%、6.5億円増)

・米国向け輸出額:形状別で見ると、粉末状は増加、その他は減少
 ※(粉末状:輸出額186%、輸出量182%、その他:輸出額85%、輸出量85%)
・EU向け輸出額:形状別で見ると、粉末状、その他ともに増加
 ※(粉末状:輸出額132%、輸出量560%、その他:輸出額125%、輸出量111%)
・台湾向け輸出額:※形状別で見ると、粉末状の輸出額は増加、輸出量は減少、その他ともに減少
 (粉末状:輸出額116%、輸出量91%、その他:輸出額77%、輸出量83%)

 業界業者の営業努力により輸出実績の好調が続いています。
 北米ではコロナ禍で茶を使ったノンアルコールカクテル利用の動きに合わせ、抹茶、粉末茶の利用が増えています。一方で、コンテナ不足による出荷が一月以上遅れている例がいくつも報告され、更に、運賃の高騰に悩まされています。そのため、欠品を避けるために一部を空輸する例も多くあり、運賃は高止まりから、上昇傾向の報告がされています。
 一方欧州向けでは、イタリア及びフランスで通関時に衛生検査が実施されたり、通関拒否による返送が報告されています。また、包装資材がEU食品接触法に抵触していることが解決できないために、出荷できないという事態が報告されています。


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2021年1〜5月 日本茶輸出実績

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●過去の輸出実績データについては、資料一覧ページをご覧ください。