令和3年度茶業功績者選定のお知らせ

(公社)日本茶業中央会は、令和3年度 茶業功績者ならびに令和3年度 茶業功績者(Next Generation 大賞)を決定いたしました。


●令和3年度茶業功績者

 氏 名 堀口ほりぐち泰久やすひさ
 茶業団体等役職
 及び職歴
元(一社)鹿児島県茶生産協会副会長
元鹿児島県農業経営者クラブ会長
元有明町茶業振興会会長
元志布志市茶業振興会会長
 業績概要等 ・県茶生産協会副会長として鹿児島県茶の生産躍進の大きな原動力として力を発揮
・氷温制御節水型防霜技術や高圧水風防除機さらには蒸気除草機の開発と導入に力を注ぎ、茶農家の規範として最新技術の定着と地域への普及に貢献
・町茶業振興会、市茶業振興会の会長として地域茶業のリーダーとなり、卓越した指導力により、長年にわたり革新的技術の普及と特徴ある産地づくりのために奔走し、地域農業をけん引

 氏 名 夛 田ただ 高明 たかあき
 茶業団体等役職
 及び職歴
前(公社)日本茶業中央会理事
前全国茶商工業協同組合連合会副理事長
前大阪府茶業協同組合理事長
元NPO法人日本茶インストラクター協会理事及び関西ブロック長
 業績概要等 ・大阪優良茶品評会などにおける審査方法をより厳格化し、市場での緑茶の品質向上を推進
・組合内に日本茶インストラクター協会の関西ブロック支部を誘致し、茶業界における情報の交換、交流の場として使用することで組合員や若手後継者の育成に尽力
・行政に働きかけ、教育委員会、神社、寺院などへの一煎バッグ配布の道筋を構築するなど、コロナ禍における日本茶の啓発・啓蒙に大きく貢献

 氏 名 はら昭義あきよし
 茶業団体等役職
 及び職歴
元(公社)日本茶業中央会理事
元全国茶商工業協同組合連合会副理事長
元三重県茶商工業協同組合理事長
元三重県茶業会議所副会頭
 業績概要等 ・30年以上にわたり、三重県茶商工協同組合の役員として県茶業界の発展に寄与するとともに、全茶連の副理事長として優れたリーダーシップを発揮
・父昭男氏が開発した伊勢もが茶をその理念である多くの食品での茶の活用と消費者の認知度向上、需要に応じた生産による農家の収入向上を実現すべく、自ら新工場の考案や改造等に取組み、今日の食品加工用抹茶の需要拡大に大きく寄与
・県内初の茶葉殺菌装置を導入するなど茶の安全・安心にも積極的に取り組む

 氏 名 西原にしはら茂樹しげき
 茶業団体等役職
 及び職歴
元(公財)世界緑茶協会理事副会長
元(社)静岡県茶業会議所理事
元牧之原市茶業振興協議会会長
元牧之原市長
 業績概要等 豊富な見識と強力なリーダーシップを買われ、業界外の学識経験者として、平成21年より静岡県茶業会議所理事に就任し、静岡県茶業を多方面にわたりサポートし振興発展に尽力
・平成18年には「牧之原市のお茶安全・安心取組み宣言」を行い、良質で安全・安心なお茶の生産と農作業事故の防止を徹底するため、先頭に立って尽力
・平成21年に第13回全国お茶サミット静岡県大会in牧之原の開催、平成22年に「静岡牧之原茶のおもてなし お茶カフェ」を実施し、全国へお茶の消費、販売拡大にも大きく貢献

 氏 名 西村にしむら好史よしふみ
 茶業団体等役職
 及び職歴
現(公社)京都府茶業会議所評議員
現(一社)京都府茶協同組合監事
現(一社)京都府茶取引安定基金協会監事
 業績概要等 ・京都府茶協同組合の役員として長きに亘り、理事、副理事長を歴任し、指導力を発揮、また、城陽、井出、京田辺地区の代表として組合と山城南部地域との連携や方向性に対し、適切な指導、助言を行ったほか、現在も後継者育成に力を入れている。
・一般社団法人京都府茶取引安定基金協会の役員として、茶市場との取引調整や保証強化に尽力
・公益社団法人京都府茶業会議所の役員として、府内茶業団体との連携や育成、生産者に対する適正な茶生産への指導等に努めた。


●令和3年度茶業功績者(Next Generation 大賞)

 氏 名 中津川市立なかつがわしりつ阿木高等学校あぎこうとうがっこう
 業績概要 ・県内で唯一、茶園と茶工場を持つ農業高校。全校行事として茶摘みを行うほか、地元小学校との共同学習で茶摘み体験を指導するなどお茶生産を通じた地域の絆を結ぶ活動を実施。
・農業の専門学科として環境に配慮した緑茶生産を実施。廃棄物であるシュレッダーダストをマルチングに利用し、除草剤を使わない防除効果を研究。AEON eco-1グランプリで奨励賞を受賞
・若い世代のお茶との出会いのきっかけとなるよう、洋風化した食卓でも利用されるお茶ジャムを開発し、販売
 受 賞 歴 AEON eco-1グランプリで奨励賞を受賞